半島のオケ指導に尽力 平田惣一さん

知多半島のオーケストラの指導に当たる県大学・職場・一般吹奏楽連盟顧問、平田惣一さん（80）＝東海市加木屋町＝の傘寿を記念したコンサート（中日新聞社後援）が二十三日、常滑市民文化会館で開かれる。平田さんと関係が深い四つの楽団が記念バンドを結成。
後援に向けて仕上げの練習に励んでいる。（有川正俊）
出演するのは、新日鉄名古屋吹奏楽団（東海市）と三菱名古屋吹奏楽団（名古屋市）、常滑シンフォニック・ウィンズ（常滑市）、マリナエスタ・ウィンドオーケストラ（東海市）の各楽団員。七十人のオーケストラを編成し、五月から新日鉄名古屋吹奏楽団の東海市の練習場などに集まり、平田さんの指導を受けている。

記念バンドを結成し練習　23日常滑で演奏会

四つの楽団は、三年前に平田さんの喜寿を記念したCDを作成した。この時、複数の楽団が一堂に会して音を合わせる楽しさを味わい、今度はコンサートを開きたいと、再び手を組んだ。
当日の演奏曲目は、岩井直博さん編曲のポップスやシベリウスの交響詩フィランディアなど。平田さんは「みんなが祝ってくれてうれしい。パートごとに音の厚みが出てすばらしい演奏になっている。ぜひ多くの人に聞きに来てほしい」と話している。